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びっくりしたのは、この時点でのダイエーの目標が「2010年までに物価を二分の一にする」というものだったんですね。現在、日本は「デフレ」であるとされていて、デフレを克服するためにマイルドなインフレを起こさなければならない、といった論調も目にするんですが、もともと狙ってやっていたのか!という感じです。なぜ物価を下げなければならないか、というと、日本の生活コストが高すぎるからだ、という認識です。ボーダレスになってきている経済において、生活コストが高いと競争力を失います。

すなわちそれは、日本は、競争力をもつためには、他の先進国よりもコストが高くてはならないという認識です。 そして、いかなる国においても、最大のコストは賃金ではありません。それは、賃金によって買うもの、すなわち生活コストです。この点において、今日の日本には競争力がありません。

こういう認識があったというのは驚きでした。そう考えるとユニクロにせよニトリにせよドンキにせよ100円ショップにせよ、生活コストを下げる手助けをする企業が受け入れられているんだな、という感じですね。偉い学者の先生が何を言おうが、現実の社会ではグローバル競争に耐えられるように自ら変化していっているんじゃないでしょうか。

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書評・往復書簡「挑戦の時」「創生の時」P.F.ドラッカー/中内功 | 水野 コウ公式サイト